竜王様のお約束
コウリュウは立ち止まって無気力に笑うハクリュウの腕をぐいっと引っ張った。
「兄上、投げやりにならないで下さい。
自分がきっかけを作ってしまったから?
だからなんだというのですか。」
「俺は!!
何があってもリョクを天界とは関わらせたくなかった!
しかもこんな風に天界の政に取り込まれるのが一番嫌だった!
でも本来の姿になってしまった以上、リョクはもう龍の一族だ。
能力も使えるようだしな。
俺はただ、きっかけを与えてしまった自分が許せないだけだ。
ロクでもない天界の連中から、リョクを守りたかっただけなのに。」
コウリュウの手を振り払い、ハクリュウは再び奥の部屋へと足を向けた。
「ハクリュウ様!」
コクリュウがそんなハクリュウを呼び止める。
「わ・・・私がリョク様をお守りいたします。
ハクリュウ様のお気持ちを知っていながら、リョク様をここへお連れしてしまったのは私の落ち度です。
このコクリュウ、竜王になり全身全霊をかけてリョク様をお守りしますから。
ですから、ご自分をお責めになるのはお止め下さい。」
咄嗟に口をついて出た言葉に、コクリュウ自信が一番驚いていた。
「兄上、投げやりにならないで下さい。
自分がきっかけを作ってしまったから?
だからなんだというのですか。」
「俺は!!
何があってもリョクを天界とは関わらせたくなかった!
しかもこんな風に天界の政に取り込まれるのが一番嫌だった!
でも本来の姿になってしまった以上、リョクはもう龍の一族だ。
能力も使えるようだしな。
俺はただ、きっかけを与えてしまった自分が許せないだけだ。
ロクでもない天界の連中から、リョクを守りたかっただけなのに。」
コウリュウの手を振り払い、ハクリュウは再び奥の部屋へと足を向けた。
「ハクリュウ様!」
コクリュウがそんなハクリュウを呼び止める。
「わ・・・私がリョク様をお守りいたします。
ハクリュウ様のお気持ちを知っていながら、リョク様をここへお連れしてしまったのは私の落ち度です。
このコクリュウ、竜王になり全身全霊をかけてリョク様をお守りしますから。
ですから、ご自分をお責めになるのはお止め下さい。」
咄嗟に口をついて出た言葉に、コクリュウ自信が一番驚いていた。