竜王様のお約束
乱暴に入室してきた人物に、抗議の声をあげたのはコウリュウであった。
「何をしておるって・・・。
兄上、どんな想像してるんですか。」
そんな呆れたコウリュウとは対照的に、一目見てすぐに分かるほど、ヤヨイは嬉しそうな表情をしていて、それは非常にハクリュウの勘に障った。
「見よ。ヤヨイがこんなに嬉しがっているではないか。
何をしておった?」
ハクリュウは、それすらも気になって仕方がないのだ。
「ハクリュウ待ってたの。」
にっこりと微笑んだヤヨイは、ソファーから立ち上がり、ピョンピョンと跳び跳ねてハクリュウの腕を取った。
「・・・どうしたのだ?」
息巻いていたハクリュウの感情はどこへやら、自分の腕にヤヨイの腕が絡むと、コロッと笑顔になり、理由を聞くためにソファーに腰かける。
『兄上の溺愛ぶりにも、益々拍車がかかったな。
以前の冷酷な竜王陛下は、どこへ消えてしまったんだ。』
コウリュウは、目の前の2人を見て、クスっと笑いが込み上げた。
「コホン・・・。
して?何事があったのだ。」
コウリュウに笑われた事に気づき、ハクリュウは咳払いと共に、場の空気を変えた。
「何をしておるって・・・。
兄上、どんな想像してるんですか。」
そんな呆れたコウリュウとは対照的に、一目見てすぐに分かるほど、ヤヨイは嬉しそうな表情をしていて、それは非常にハクリュウの勘に障った。
「見よ。ヤヨイがこんなに嬉しがっているではないか。
何をしておった?」
ハクリュウは、それすらも気になって仕方がないのだ。
「ハクリュウ待ってたの。」
にっこりと微笑んだヤヨイは、ソファーから立ち上がり、ピョンピョンと跳び跳ねてハクリュウの腕を取った。
「・・・どうしたのだ?」
息巻いていたハクリュウの感情はどこへやら、自分の腕にヤヨイの腕が絡むと、コロッと笑顔になり、理由を聞くためにソファーに腰かける。
『兄上の溺愛ぶりにも、益々拍車がかかったな。
以前の冷酷な竜王陛下は、どこへ消えてしまったんだ。』
コウリュウは、目の前の2人を見て、クスっと笑いが込み上げた。
「コホン・・・。
して?何事があったのだ。」
コウリュウに笑われた事に気づき、ハクリュウは咳払いと共に、場の空気を変えた。