CLAP!!
しーちゃんはそして今日も、世界と戦い続ける。
ひとりなのだと知りながらそれでも、世界に喧嘩を売り続ける。
僕は、しーちゃんの気持ちを知りながらそれでも、何も出来はしない、否、何もしようとはしないのだ。
それだから僕は、彼女に嫌われるのだ。
僕だって世界が大嫌いなのに、彼女にとっての僕はその大嫌いな世界の一部なのだ。
しーちゃんは決して強くは無く、かと言って、僕が守れる程弱くも無い。
だから、だから僕は何も出来ないのだ。

しーちゃんはそして今日も、世界と戦い続ける。


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