Rain days



……これ。か、かか間接キスでは!?


いや、こんなの蒼井くんは気にしないのだろうか。


「……あ、じゃあ、一口」


そう言ってミルクティーを一口飲む。


口にふくんだ瞬間、ちょっと甘めなミルクティーが口いっぱいに広がった。


顔をあげると、蒼井くんにじっと見られていたことに気がついた。


「…ミルクティーも、美味しいかも」


「と言いながら俺に返すっていう(笑)」


「だ、だって、蒼井くんのだし」


飲めなくはないが、少しでいいと思ったことは秘密にしておこう。


「まぁね」


そう言いながら、お互い自分の飲み物を飲む。





< 24 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop