気づいたら君が隣にいたもんですから。
あ、あたしバッシュのまんまじゃん
戻…りたくない
「はぁ、」
でもしゃぁない、行くか。
ベリベリベリッ
ガチャッガタタッ
体育館に近づいてくると、シートを剥がす音とか、椅子を畳む音が大きくなってくる
「彩矢?」
「っ、彩華…」
同じバスケ部で幼なじみの彩華が皆の水筒とかが入ったカゴを重そうに持っていた
「あんた、大丈夫なん?」
「あー、うん」
曖昧にははっと笑う。
大丈夫なんかじゃないよ、
悔しい。