冷たい王子は私の彼氏


うそ・・・どうしよう。

手を離されて、口が自由になる。今だったら、嘘だって言えるのに・・・


「君、ココロちゃんでしょ?」



「え?」



「男子の間で人気だよー。」



「は?え?私が?」



「え!?知らなかった!?」



「はい………。」





「まっ!美男美女同士、お幸せに。」





そう言って
チャラ男さんは、私の頭を撫でると口笛を吹きながらどこかへ行ってしまった。






私が、冷たい王子と付き合う…?



< 17 / 334 >

この作品をシェア

pagetop