冷たい王子は私の彼氏





「ごめんね…!今日言おうと思ってたの。」


ナオコが、あまりにも悲しい顔で言うからなにも言えなくなってしまった。


「…うん。もう、いいよ。」


「本当に?」


「…まぁ、ちょっと悲しかったかな…?言って欲しかった。もっと、早くに…」


「コッ、ココロ!ごめん!ごめんね…っ!」



ナオコは、私をギュッと抱きしめながら今にも泣きそうな声でそう言った。
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