冷たい王子は私の彼氏
「へ!?お兄さん!?」
この人が!?
「そう!まことの実の兄です!」
そう言って、人懐っこい笑顔を向ける彼の顔に
少年みたいに笑う横田くんの顔が重なった。
「おおお、お兄さん!私、横田くんの彼女の佐々木ココロです!」
「うん。まことから、よく聞いてるよ!」
「へ!?そうなの!?横田くん!」
うわっ!横田くんが、私のことを…話してくれてるなんて…照れる。
「無理矢理、言わされた。」
そう、言って横田くんは、そっぽを向く。
や、やっぱりそうっすよね!横田はん!!