冷たい王子は私の彼氏



家に着くと、
俺の兄貴……横田ヒロがニヤニヤしながら迎えにきた。



「おっかえりー♪まーこーとくん♪」



「……。」



今日の遊園地のことも、あるから

絶対に無視してやる。




「今日のこと、やっぱ怒ってるんだー。」



そう言って、何の悪びれもなく笑う兄貴に嫌気がさした。




兄貴は、金髪で見た目は怖いけど誰から見ても、文句無しでカッコイイ。
それに
笑うと印象は、ガラッと変わるし性格も優しくて面白い。




そのギャップが、女の子は好きらしくて…兄貴は俺の知ってる限りでずっとモテていた。


< 219 / 334 >

この作品をシェア

pagetop