冷たい王子は私の彼氏
冷たい王子10
ーーーーーーーーーーーーーーー
キーンコーンカーンコーン
帰りのチャイムが鳴った瞬間
私は教室を飛び出して横田くんの元へと向かった。
「横田くーん!一緒に帰ろー!」
とびきりの笑顔でそう言うと
「悪い。今日先生に呼ばれてる。」
という、なんとも私にはショックな報告が待っていた。
でも、
残念そうな顔をする横田くんを見ると
「マジかー。それなら、仕方ないね!」
許してしまう。
「ごめんな。」
「ううん!ぜーんぜん!」
昨日の遊園地…
最後のキス
あーーーーー!考えただけで体が熱くなる!本当に、横田くんには慣れない!!
「どうした?佐々木。」
「えっ、え?なにが!?」
もしかして、横田くんに今考えてることバレた!?
そ、それはないよね…
でも、横田くんならあり得るかも!!