冷たい王子は私の彼氏
すると
横田くんは、私にジリジリと詰め寄ってきて
しまいには………、
ドン…
と、壁に押し付けられちゃいました。
「佐々木…?」
「そ、そんなに言って欲しいの?」
「うん。もっと、近くで聞きたい。」
私は、深く深呼吸をして
横田くんの服の裾を握った。
「横田くんといると、体が熱くなって死にそうです。」
まっすぐに、目を見つめて言うと
横田くんは、フニャと笑って…
「ココロ……」
と、
初めて私を下の名前で呼んだ。