冷たい王子は私の彼氏
「はっ!?え!?」
このときになって、やっと自分の状況が危ない。と理解する私は、本当に愚かだ。
「ほかの男の子とこういうことするのは、楽しいよ?」
「嫌です!私は、本当に好きな男の子としかこういうことはしたくない!」
「でも、俺としちゃってる時点でそれはもう言えないよ。」
「……っ。」
私が黙ったことを良いことに
お兄さんは腕の力を緩めて
助手席のシートを倒した。
「…え?」
「簡単にこうゆうこと、されるの?君は。」
私…押し倒されてる?