冷たい王子は私の彼氏




胸がギュッと、まるで握られたみたいに痛くなった。

(痛い。胸が、苦しい。)




「そ、そっか。横田くん、私と食べたくないよね。ごめんね…。」



「………。」







最後まで答えてくれない横田くんに


作り笑顔を向けると



私は、足早に教室を出ていった。




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