冷たい王子は私の彼氏
お兄さんが、振り返ると
「…ありがとう。」
頭をかきながら、お礼を言う横田くん。あ、照れてる。私は、一瞬でそう思った。
「ふふ。うん。」
お兄さんも、頬を赤くした。
犬猿の仲が…修復するときも遠くないかも?
「まこと!」
次は、りんかちゃんが横田くんを呼んだ。
「さっきは、顔以外嫌いなんて言ったけど!本当は時々キュンとくるときあったよ!」
なーーーーーにーーーーーー!?
横田くんを見れば、頬を少し赤くしていた。
コーーーーノーーーーヤーーーーローーーー!!!
りんかちゃんは、ニヤッと微笑むと
足早に、走っていった。
お兄さんは、そのあとを急いで追いかけていき
気がつけば、横田くんと二人きりになっていた。