冷たい王子は私の彼氏



「佐々木、」


「うっ!はい!!」



やばいやばい。色っぽい低温ボイスにやられるところだった。




「髪、乾かして。」



「う、うん!!」




横田くんは、フニャっと微笑むと私にドライヤーを渡してきた。



「じゃあ、ここに座って。」



「ん。」




横田くんを地面に座らせて


ドライヤーのコンセントをつけると



フワフワな髪の毛を乾かし始めた。






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