冷たい王子は私の彼氏


コンセントを抜き取り

コードをドライヤーに巻きつけると



横田くんに渡した。



「ありがとう。」



横田くんは、フワッと笑ってドライヤーを戻しに行った。






指に残る、髪の毛の感触。





それだけで、胸のドキドキが止まらなかった。


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