冷たい王子は私の彼氏
キ、キスって
舌も入れるものなの!?
「…っ…んぅ…」
私の舌に、横田くんの舌が絡みつく。
口から、鼻から
漏れる空気が
この場の空気を、さらに甘くした。
「あっ……ハァハァ…」
やっと、唇が離れる。
横田くんは、私を色っぽく見下ろし
私も、横田くんの目を見つめていた。
「佐々木は、キスが下手だね。」
そう言って、フッと笑う彼。
「…だ、だって…横田くんが初めての相手だもん。」
「嬉しい。」
「え?」
横田くんは、私に覆いかぶさり
ギュッと抱きしめてきた。