冷たい王子は私の彼氏
私は、横田くんの背中に
人差し指で
ある文字を書いた。
私の色んな思いを
詰め込んだ言葉。
短くて、単純だけど
私からしてみれば、書いてる途中で指が震えるほど…
大切な言葉なんだよ。
"すき"
そう、書いたことが
横田くんには
バレてはいませんように…。
そう、思いながら
瞼を閉じて…眠りについた。
「俺も…好きだよ。」
もちろん、そう呟いた彼のことなんて知るはずもない。
ー END ー