冷たい王子は私の彼氏
「私、この場所が好きでお気に入りなの。楽しいこととか辛いことがあったときとか来るんだ。」
「へぇ。」
私の話なんて興味あるわけないのに、ちゃんと相づちを打ってくれる横田くん。
「こうやって、ここに座ってね空を見上げると
なんか、何もかも忘れられる。」
「うん。」
「でも、楽しいことがあったときに空を見上げるとまるでキャンパスみたいに
その情景が繰り返されるんだ。」
「不思議、だね。」
「うん。
あ、ごごごめん!変な話ばっかりして!!!」
「ううん。おもしろかった。」