恋の扉をこじあけろ





わたしは、食べるのが大好き。



だからと言って、それは料理の腕とは必ずしも比例しない。


今までのわたしは食べること専門で、料理をつくるのは苦手だった。


苦手というか、面倒というか。


やればできるだろうという何の根拠もない思い込みにより、料理から逃げ続けてきた。

実家生だから、お母さんがご飯つくってくれるし…なんて甘えて。



けれど、今日の朝、


眠りから覚め、カーテンを開け


顔を洗って、歯を磨いて


トーストを細かくちぎって口に運んでいるうちに、


ふと思った。



自分のアゴのために、自分で食べやすい料理をつくったらどうか。


自分の手で、食卓に彩りをそえるのは素敵なことなんじゃないだろうか。


何より、女子力アップするんじゃないんだろうか!?

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