TABOO†ねぇ、見ていて…【修正版】~秘密の恋
…こんなの困る。
黙ってグラスを空ける相模と二人では間が持たない。
そもそもこの男がどんな男なのか、まったく聞かされてもいないのだ。
「…何か、おつまみ作ってきますね」
立ち上がりかけた私の手首を、相模の大きな手が掴んだ。
「っ!」
強い力で引っ張られ、気づくと私はラグの上に引き倒されていた。
「な、…!」
私の腰を、馬乗りになった相模の逞しい腿が締め付ける。
「やめて下さ、…っあ!」
相模は片手で私の手首を頭上でひとまとめにすると、もう片方の手を私の体に這わせた。
「ぃ、やっ!…巧っ!」
助けて!
必死で身を捩り、足をバタつかせていたけれど
「あぅっ、んうっ…」
相模に執拗に攻め立てられ続けて、私はぐったり体を投げ出した。