あい、してた。
冷蔵庫にペットボトルのアイスティーを取りに行こうとするあたしを、
お母さんが話しながら追いかけて来る。
『だけど、アツシくんも相手もまだ高校生じゃない?
おめでたいこととは言ってもねぇ…。
やっぱり相手の親御さんは産むのに反対してるみたいよ。
そうよねぇ〜。
お母さんだってミハルにもしデキちゃったら…って考えたら複雑だもん。』
……最、悪……。
『もし、とか言わないでよ。そんなんあるわけないじゃん。』
(ホントにデキちゃったのがあたしだったら、笑ってる場合じゃないよ)
のどまで上がってきた次の言葉を、アイスティーで飲み込む。