ねえ、『好き』だよ?
(諦めたほうがいいかなあ?)
「奏ー?どうしたの???やっぱなに?」
「あぁいや、なんでもない。」
「えェー!?気になるよォ・・・。」
「なんでもないったら、なんでもないのッ!」
「うーん・・・。」
優衣は、ちょっと困った顔をした。
「優衣、紀里とも話そうよ?」
「そうだね。」
「紀っ里ー♪」
「あ、奏、優衣何ー?」
「話そお?」
「別にいいけど。。。」
「すきなひととかいるー?」
(優衣ッ!この話ってェ・・・)
「紀里は、いないよォ!このクラスあんまいいのいないし。」
「あ、あたしもいッいない。」
「ウチもいないかな。」
「すぐおわるやんけ?」
「ホントだねー。」
「でもさ、誰が誰が好きって考えよォ?そしたら、面白くなあ~い?」
(優衣。。。その話やめてェ!恋バナは、辞めて!!幸が気になっちゃうじゃん。)
「優衣ッ☆ナイスアイディア!!」
「でしょォ?」
「奏は?」
「い、い、いいんじゃない?」
「じゃあー話そう♪」
「ん~。。。勇介はさ、奏が好きだよ~!」
紀里が、冗談半分で言った。
「勇介と奏は、両思いッ!けってェ~♪」
「紀里ッ!勇介なんか好きじゃない!!!!」
勇介は、ちょっとチビで、勉強・スポーツは、中途半端に出来る。まあ、幸の親友?友達みたいな感じ。
「奏~?嘘言わなくていいんだよォ!」
「嘘じゃな~い!」

こんな話がずっと続いた。
やっぱこの三人って、仲いいのかなあ?
友情も、恋もいい方向に行くといいなあ。。。

でも、挫折が続くとは知らずに・・・
< 5 / 22 >

この作品をシェア

pagetop