スマイル
ここはラーメン屋さん。
結構混んでるようで、客席はいっぱい。
赤ちゃんの鳴き声が聞こえるけど、私は気にせず雑誌を読んでいる。
「な~お、俺たちも赤ちゃん欲しいな~」
「・・・ん~」
「女の子が良いかな~?男の子の方がいいかな~?」
「・・・ん~」
急に私の目の前に寛太の顔が現れた。
わ~っ!!
「びっくりするじゃん、何?」
「奈央冷たい・・・話聞いてくれないから!!久しぶりに会うのにさ~」
「電話だってメールだってしてるじゃん。」
「それとこれとは違うよ~」
隣でまだブツブツ言ってるけど、無視してた。
「へい、おまちどう!!」