THEchocolateCHESS
☆*:・°黒★:*:・°
☆*:・°黒★:*:・°
足音がする…?
追いかけなきゃ…
待って…!
貴女は…貴女は…
「誰…?」
―……。
―あれ。
「今の何だったんだろ?」―夢?
―違う。現実だ…。
―そうだ 自分は…
目の前のものを見る。
相変わらず黒のクイーンは、自分を見下ろして居た。
さっきと違うのは、硝子がない事。
―自分は、あの硝子に刻まれた自分の名前を見たんだったんだ…。
――蕾に黒のクイーン誰かの声が響き渡った。 ふと、目眩がした。 ―倒れる…
市松模様の床にゆっくりと蕾は倒れた。
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