†captivity†(休載)


緒方先輩は……少し居心地が悪いみたいだけど、よくわからない。



「東先輩どこほっつき歩いてるんだろうねー?奏多くん」



こくこく。



「せっかく緒方ファミリーに新たに灯くんが加わったっていうのに」

「やめろ、変な名前付けんな」

「いいじゃないですかー」



と、あたしはふてくされる。

今日も昼休み、いつもの教室の席に座って、机にうなだれる。

今日の和歌は悩める乙女モードです。



居たら居たで逃げる癖に、居ないと寂しいってこと、あるよね。

別にあの毒舌が聞きたいわけじゃないけれど。

あの存在感故に物足りない……。



「緒方せんぱーい、東先輩これからずっと学校来ない気ですかねー?」

「あ?あと3日待てや」

「3日……?」



妙に言い切っている気がする。

あたしは緒方先輩に向いて、尋ねた。



「その3日で、何が起きるんですか?」

「俺様がブチ切れて引っ張り出してくる」











解決になってません……!!

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