俺がお前の生きる理由。(仮題)
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「や、柳瀬さん!!!」
先ほど伝言を頼まれた男子生徒は顔を赤らめながら緊張したように声をかける。
『・・・は、い。』
めったに声をかけられないことから、戸惑いながら返事をする。
「あの、先生が放課後第2図書室に来るようにって。
じゃ、じゃあ・・・」
『・・・』
先生から呼び出されることなど今までほとんど経験がなかったため、少し不安になる。
そして、自分を見ているある男のもとに向かう。