俺がお前の生きる理由。(仮題)
「あおい、次は気持ちいことしよっか。今度は優しくしてあげる。」
そう笑顔で囁いて、葵の体をベットに運ぶと、葵の身にまとっているものを一つ一つ取っていく。
『・・・・』
もう、何も考えたくない。
毎日のように行われるこの行為に目をつむって、心にフタをする。
それしか、自分を守る術がない。
もう、何年も、助けを求めることさえ諦めてしまった。
「あおい。お前のためにお仕置きしているんだよ。僕はお前が可愛いんだ。」
『・・・・』
下着姿になった葵の上に覆いかぶさり、キスをしながら掌は葵の胸に宛がわれる。
そして首から鎖骨へと舌を這わせていく。その間も掌は葵の腹、太ももを嫌らしく
撫でまわす。
葵はただ、ただ、されるがまま、心を無にするだけ・・・。
嫌がっても暴れても、そうすればそうするだけまた痛い目に遭うことを葵は知っている。