俺がお前の生きる理由。(仮題)
「葵は僕のなんですよ。勝手なことを言ってもらっては困ります。」
「僕の?これはすでに決定事項です。
すでに契約は成立しているんですよ。」
そういって先ほど海藤燈子がサインをした契約書を見せる。
その契約者を勢いよく取り上げると、ついさっきまでの冷静な対応とは裏腹に声を荒げる。
「ふざけるな。葵は僕のだ!!!」
俺に食ってかかろうとする海藤悠斗を海藤燈子が止めに入る。
「悠斗さん、落ち着きなさい。」
騒ぎ立てる海藤悠斗を無視し、葵の元へ向かう。
「入らせてもらいますよ。」