俺がお前の生きる理由。(仮題)
新たな場所
-----・・・
朝7時
再び目を覚ました葵に声をかける。
「体、大丈夫か?」
『・・・』
一瞬の間を空けて、しっかり覚醒したらしい葵はバッと体を起こそうとする。
『ッ・・・』
昨日痛めつけられた体に声にならない叫びをあげ、顔を歪める。
「無理するな。まだ、そのまま寝てろ。」
そう言うと秋吉に電話をかける。
「葵が目覚ましたから来てくれ。」