everyday interesting ZERO
明日香は二階に上がるとウォルスがいた

明日香は無言で棘を構えた

ウォルス「グォォ!!!」
ウォルスは明日香の方まで走り爪を振った

明日香「くっ……」

明日香は右に避け
隙の出来たウォルスに向かい回し蹴りをした

直撃してるものの怯まない
ウォルスは再び明日香に向かいまた爪を振った

明日香(ヤバい……避けられ………)

グシャ!!!


明日香が目を開けると
そこには
サジがウォルスに向かい自分の左腕を突き刺していた

サジの左腕は鬼のように赤く
血管が浮き出ていた

ウォルス「グァァア………」

シュウ!

ウォルスは消えて無くなった

サジ「だから1人じゃ駄目っていったんだ……」

サジは明日香の前に立つ

サジの今の身体は左腕のみ鬼の手のような状態になっており
目は赤く充血していた

明日香「貴方は………」

サジ「鬼………かな?」

サジが哀しい顔で言う

サジ「自分でもよくわかんないんだよ
気付いたら学校にいて……横腹からは血が出てるし
左腕は鬼の手になってるし
頭の中は訳のわからない記憶があるし……こういうの……記憶喪失……てのかな?………なんか頭の中に真木って言葉と歌が流れて」
明日香は急にサジの腕を取る

サジ「?」

カシャッ

と光る手錠をさせられた

明日香「今からあなたをウォルスと認めますが
半分は人間みたいなのでとりあえず組織に連行します
よろしいですね?」

サジ「ウォルス?」

明日香「……さっきの化け物の名前」

サジ「ちょ!俺は……」

ドゴッ!!!

明日香はサジの腹部に向かい拳を振った

サジ(なん………なんだよ)

そのままサジは意識を失った


サジにとってこれが
世界を変える為の一歩とはまだ気づいてはいなかった
< 15 / 58 >

この作品をシェア

pagetop