everyday interesting ZERO
そこには
人くらいの大きさの影がいた

サジ「なんだよ
あれ!」

サジは我が目を疑った

影はこちらを見ると手から5本の長い爪を出し
こちらに歩みだした

サジ「くそ、なんなんだよ!」

サジは走って逃げる

階段を下り二階に来ると真木がいた

真木「あっサジ
遅いから迎えに………」

サジは真木の手を取り一緒に走りだした

真木「ど、どうしたの?」
サジ「いいから走れ!」

ドォン!

急に上の壁が壊れ
さっきの影が下りて来た

サジ「ちっ!」

サジは反対の方を向き
また走りだした

真木「………ねぇサジ」

真木が急に立ち止まる

サジ「なんだよ!」

真木「………なんで逃げるの?」

サジ「なんでって……殺され……」

真木「大丈夫だよ」

真木がクスクスと笑う

その後ろでは影がゆっくり近づく
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