やっぱり好き。

「・・・・・・・・・・。」

・・・。

え・・?

何このイケイケな人たちは・・・・。

どこを見ても美男美女だらけ。

ここが“スペシャルクラス”というものなのか・・。

いやぁそれにしてもかっこいい・・。

このクラスイケメン率高すぎっ!

こんなところに通うなんて

あたし毎日頭が沸騰しちゃいそうっ!

ここで新しいバラ色の恋が始まっちゃったりして!

きゃああああああ♪

そんな妄想をしていると

このクラスの担任とワン・ツーの先生が来た。

先生たちが自己紹介を始めた。

そして自己紹介を終えると

一枚の紙を配り始めた。

「はいー。これからみなさんのプロフィールを書いてもらいたいと思います!まだ知らない人がたくさんいるだろうから、この紙を使ってみんなのことを知ろう!というものです!」

は?

だるぅっ・・。

小学生じゃあるまいし

こんなことしなくたって・・・。

と思っていたら

「何そんな機嫌悪い顔してんだよ(笑)こえーぞ?(笑)」

ユウトだ。そういえば同じクラスだったっけ。

あ、さっきのお礼も言いたいし

話しかけてみよう。

「あの、さっきはありがとう。ユウトの表情が正門で見たときと全然違くて驚いたっ!」

「どういたしまして♪な?俺いいやつだろ?かっこいいいだろ?(笑)」

「何自分でかっこいいとか言ってんのー(笑)」

あははっ

ユウトって意外といい人なんだなー♪

「コラ。そこの二人、うるさいぞ。友達ができるのはいいけど、今は集中しなさい。」

「「はーい・・。」」

・・・・・・・・。

「「ふふっ」」

途端の沈黙に自然と笑いが出てしまった。

笑っちゃったのはユウトもだけどね♪

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