やっぱり好き。

びっくりして

あたしは聞く。

「あなたはゆずの王子様なの?じゃあゆずを助けてくれるの?」

私は

遠まわしに

「助けて」っていったつもり

なんだけど・・・。

今まで

一度も助けを求めたことがなかったから・・・。

だって

求めたって

苦しくなるだけ

って

思ってたから。

だって求めたって助けてくれた人なんて

いなかったから・・・・。

すると男の子は

私の目をじっと見つめてくる。

ドキッ。なんだろう。心臓がうるさい。

次第に自分の顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。

すると男の子は真剣な顔になり言う。

「いいよ。僕がゆずをまもる。ずっとまもる」

えっ・・・?

なんて???

どうしよう・・・!

驚きの面もあるけど

何より嬉しいっ!

こんな私を守ってくれる・・・。

すごい・・・うれしい・・・。

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