やっぱり好き。
**俺様只今参上っっ!!**
「ゆずぅ!入学式始まっちゃうヨっ!?いこっ!」
私はみっちゃんの家の車で
学校まで送ってもらった。
「うんっ!いまいっ・・・ぐほっ・・・!」
ん?誰かとぶつかったよな?
電柱?にしてはやわらかい?
ふと上を見上げると
そこにはやんちゃそうに見えながらも
整った顔立ちをした
イケメンが立っていた。
イケメンに目がない私は
ぶつかってしまった相手に
つい、見とれてしまっていた。
「だれ。あんた。てか何固まってんの(笑)まぁ俺に見とれるのはしょうがない。けど謝るのが先じゃない?♪」
んなっ!・・・まぁ・・・・見とれてたけどさぁ・・・!
「すぃませんでした・・・っっっっ!!!!怒」
私は腑に落ちないまま謝った。
だってあっちがぶつかってきたんだしさ・・・・・。
「まぁいいよ。突然だけどあんた名前は?」
え?なんでそんなこと聞くんだろう。
疑問に思いながらも名前を言うと
「ふーん。中原柚ねー・・・。俺荒木(アラキ)友翔(ユウト)。よろしくな」
突然自己紹介されたが
私は返事しないわけにもいかないと
うなずいた。
「なぁ、お前。今何時」
友翔はみっちゃんを指差していう。
お前。って・・・。
ひどい。言っておくけど私の親友よ!?
心でそう呟くと
「えー・・・っと・・。8:46です!」
みっちゃんは目を輝かせて言った。
みっちゃんもイケメン弱いのかな?