生存者の運命
僕ら
僕の朝は前の生活よりも
少し遅くなった。
カズが
「ユウー!!学校、行くぞー!!」
って呼びに来ることは
無くなった。
でも朝、目を覚ませば
隣にはカズがいる。
偽者だとは分かっていても
僕は、気分が軽い。
僕はカズよりも
少し早く起きて、
カズの寝顔を見ながら
「おはよ、カズ。」
と聞こえていないと
分かっていながら声をかける。
そして以前は何も無かった
台所に向かう。
やっぱりキッチンってよりも
台所の方が
ここにはあってるよね。