生存者の運命
俺が反論できないとでも
思っているのだろうか。
福原さんは、俺を
いじめる事ができて
とても嬉しそうだ。
セックスでなら
別に反撃はしないが
仕事となれば別だ。
「それではクライアントの
意見を聞いてみましょうか。
五十嵐さん、どうぞこちらへ。
お待たせいたしました。」
その言葉を聞いた瞬間の
福原さんの顔といったら
傑作だった。
五十嵐 煌
[イガラシ コウ]
今回のクライアント。
この人が47だなんて
未だに信じられない。