君が好き







夏休みが空けてから。
だから、実質たった5ヶ月。

されど5ヶ月。



やっと、受験が、









「終わった…」






時刻は14:50。

終わったのだ、受験が。



結果がどうなろうと
もうどうでもよい。

ただ、ただ、
終わったんだ、とそれが嬉しくて。








「帰るか、」



今日からなにしよう。
明日は学校行って。


最後の高校生活。

姉貴じゃないけど、
たった2ヶ月。



どうせなら、遊びたい。



そんな時に思い浮かぶのがマモルっていうのがどうにも悲しいけど。


まぁ、いっか。



と、電源をきっていた携帯、
それをつければ。








「…まじかよ」



メールに着信。


頑張れとか、お疲れとか、遊ぼうぜ!とか。


本当、本当にさ…









「お!キタキタ!ゆーいちー!!!!」




< 168 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop