わたしの恋愛
そう思って,毎日学校へ

行っていたケド…

あの日以来1回もしゃべ

らなぃまま,今日はもう

木曜日。明日でまた1週

間が終わる。今日も話せ

なかった。

ミユウは昨日,隣のクラスの
タカヒロに告られた。『前か

ら気になってたんだ。付

き合って』って。

別にタカヒロのコトが嫌ぃな

わけではない。どちらか

といえば,ちょっとは気

になっていた。

でも「またユウタのときみた
いになってしまうのでは

ないか…」それを考える

と,付き合う気にはなれ

なかった。それにタカヒロは

あまり評判がよくなかっ

た。

そして今日,タカヒロに『付

き合えない』とメ−ルを

送った。

ミユウは5日ぐらぃ前に

小学5年生から中1まで

同じクラスで,今は隣の

クラスのコウスケにも告られ

ていた。コウスケには小5の

ときにも告られたことが

ある。コウスケの一途さに

ちょっと感心…(笑)

コウスケには『付き合って』

とか言われたわけではな

い。『小学校のときから好きだった』

ってそれだけ言われた。

ミユウは最近なぜか告られる…。

モテ期到来!?とか考え

たりもした…(笑)

2年生になってから,男

友達は増えたけど,まさ

かモテるとは思ってもい

なかったから,かなりび

っくり!!

ミユウはしばらくは付き合う
つもりはなかった。

確かに,彼氏がいた方が

いいコトもあるけど,ユウタ
のときみたいになるのが

どうしてもこわかった。

だから,「付き合わなくても友達のままでいいや」

って思っていた。

友達だったら,別れはこ

ない。でも付き合ってし

まうと,別れがきてしま

う。たしかに,ずっと別

れない可能性もあるけど

別れる可能性の方が大き

いと思う。

彼氏がほしくないわけで

はない。どちらかといえ

ばほしいけど,こわい…

「前向きにいかなきゃ!いつまでもひきずらないようにしよっ!!」

ミユウは自分にそう言いきかせた。
< 10 / 13 >

この作品をシェア

pagetop