年下男子にご注意を。

「ほら一之瀬先輩、真夕先輩が説明してほしそうな顔してますよ」



「あ、あぁ…」




二人で何か小声で話しながら、チラチラとこちらに視線を向けてくる。





…何話してるんだろう?


すっごい気になるんだけど。





「あのー、とりあえず説明してほしいんだけ…ど」



「日向!」



「はいっ…?」




突然、一之瀬くんに名前を呼ばれてちょっとびくっとした。





あれ、一之瀬くん何か顔が赤い?



…気のせいかな。





そんなことを思っていると、一之瀬くんが何か決心したように口を開いた。






「日向…」







< 103 / 235 >

この作品をシェア

pagetop