年下男子にご注意を。

本当に、どうしよう…



今日二人から、告白されてしまった。




こんな漫画みたいなことあるんだ。


その前に、わたしのことを好きな人がいたんだ…





「それで、日向。さっきの事なんだけど…」



「え?」




さっきのことっていうのは…





「俺を殴ったことですよ」



頭の中が混乱しているわたしに、上城くんが微笑みながら説明をしてくれた。





「俺と、一之瀬先輩は、お互いに真夕先輩が好きだと知っていたんです」




「…え」




「それで、俺達は約束したんだ。抜け駆けはしない、もし告白するときは同じ日にと…」





…そんな約束してたの?



わたしの事が好きだっていうことも、全然気付かなかった…







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