年下男子にご注意を。


「ちょっ、真夕先輩!」



そっか、あれってわたしに迫ってきたんだ…




って、迫られたの!?




なんて今頃気付いたあたしをよそに、また一之瀬くんと上城くんのバトルが勃発しようとしていた。





「あのさぁ、そんな事してたなんて俺は聞いてないけど?」




「だって、言ったら一之瀬先輩怒るじゃないですか」




「当然だ」



一之瀬くんは、ものすごい殺気をだしながら、上城くんを殴る準備をしていて…






「って、ちょっと一之瀬くん!」



それを見て慌てたわたしは、思わずこう言ってしまった…










「あれは、犬の反抗期みたいなものだから!」






…と。






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