年下男子にご注意を。

「真夕、彼氏いるの?」



「…っ!?」



思ってもみなかったその言葉に、口に含めたカレーが喉につっかえた。




「だ、大丈夫?」


「う…うん、なんとか」



ていうか、いきなり何を聞いてくるんだこの人は!



「彼氏なんていないよ。何でそんなこと?」



「だって、真夕も年頃だし?それに、なんか恋に悩んでるって顔してるから」



「え、わたしそんな顔してるの!?」



頬に手をつくわたしを見て、お姉ちゃんは愉快に笑ってる。




「半分冗談よ。でも、なんか悩んでるでしょ?」



「……うん」




お姉ちゃんになら相談してもいいかな…




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