年下男子にご注意を。

香織がわたしの手を引いて、教室を出ていく。



後ろからは残念そうな女子の声…



何でこう…


女子って人の恋愛話にこうも食いついてくるのかな。



わたしには到底理解できないわ…




「ところで、香織?わたしをどこに連れてくつもり?」



「もちろん、今朝の事た〜っぷり聞かせてもらうために、サボれる場所に連れてくつもり」



と、不気味な笑みを浮かべて更にわたしをぐいぐい引っ張る。



しまった…


香織こそこういう事には目がないじゃない!




くっそーぉ。



さっきわたしを助けたのも、情報を独り占めするためか…





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