年下男子にご注意を。
「え、何で…学校?」
「まぁ、いいから行くぞ」
わけがわからないまま、わたしはふたりの後を着いて行く。
それから、近くにいた先生に断って校舎の中に入った。
「ねぇ、いい加減どこに行くのか教えてよ」
「「……」」
…そろって無視ですか。
そんなふたりに、はぁーと心の中でため息をついて、俯きながら歩く。
すると、
「真夕先輩、着きましたよ」
突然、頭上から声が聞こえてきて顔をあげると…
そこは、よく見慣れた……
青い空が広がる、屋上が目に飛び込んできた。