年下男子にご注意を。
「真夕先輩、僕の気持ち…少しは伝わりましたか?」
上城くん…
「俺達、だろ?日向を好きな気持ちは誰にも負けねぇよ」
一之瀬くん…
こんなに想われてるなんて、わたし…
なんて幸せ者なんだろう。
「……ありがとう」
…嬉しくて、涙が出そうになるのを必死にこらえて笑顔を見せた。
つられて、ふたりも笑いかけてくれる。
想われるって、いいな。
ふたりにこんなにも想われて、わたし、すっごい贅沢者だな……
「で、一之瀬先輩。これからどうするんですか?」
「どうするって言われても…屋上じゃ何にもできないだろ」
「一之瀬先輩、気が利きませんねー。何か用意しててくださいよ…
真夕先輩が退屈しちゃうじゃないですか!」