年下男子にご注意を。
もう、いいや。
どうせ言っても聞かないだろうし…
「じゃあわたしはこっちの棚の本をやるから、上城くんはそっちの棚をお願い」
「了解しました!」
そして、わたしたちは作業にとりかかった。
「真夕先輩」
「ん、なに?」
「何か困ったことがあったら、僕を頼ってくださいね」
「え…うん。ありがとう?」
わたしに微笑んで「おっし」とか言って気合いをいれた後、再び作業にとりかかった。
上城くん…
やっぱりよく分からないな。
でも、見てて飽きないし。一緒にいると何か楽しい…
よし!
じゃあわたしも早く片付けて帰ろう。