年下男子にご注意を。
真夕先輩に出会わなければ、俺は今も荒れてたままだったかもしれない…
まぁ、何にせよ。これは俺のあまりにもガキな行動をした責任だ。
こんなことに
真夕先輩を巻き込みたくない…
パチンと携帯を閉じて、再び電源を切りポケットにいれて屋上に向かう。
今のところ…
こんなメールを送りつけてくるだけで、あいつは何もしてこないけど。
もし、真夕先輩に何かしたら…
たとえ女だろうと容赦はしない。
…真夕先輩は、絶対に俺が守る。
そう覚悟を決めて、屋上へと続く階段を上っていく。
そして、屋上の扉を開けたことを…
真夕先輩を、一之瀬先輩とふたりきりにさせたことを。
すぐに後悔することになる……