年下男子にご注意を。

真夕先輩は…



一之瀬先輩が、好きなんですか?




「……」



目の前で、彼女への道が遠ざかっていくような気がした…





今の俺には、

放心状態という言葉がぴったりで。




内側からいろんな感情がこみあげてくるのを感じながら…




そのまま音を立てずに、


屋上から出て行った…











「………痛い…」



学校の廊下を歩きながら、心臓がさっきからズキズキと痛んで。




体が、重くて…


足がうまく動かせない。





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