年下男子にご注意を。


「真夕せんぱーい、昨日は楽しかったですねー!」



と悪びれない笑顔を見せた上城くん。




うん、上城くん…


ちょっと黙ろう?




『きゃー!上城くんが汚されたっっ』



『また真夕って奴かよ!アイツまじうっざ』



『ウチらの上城くんを、昨日独り占めしてたってわけ!?』




『何様だっつの、むかつくー!』





……なんて、あちこちからドスの聞いた声がしてくるんですけど。



上城くんがそんなこと言い出すから、また女子に目をつけられた。





さっきからすんごい視線と殺気を感じるんですが。




…はぁー


どうしようか。





ここにいたら、前回みたいに呼び出されて女子トイレに連れ込まれるというベタなことになりそうだ。





うん、



ここはひとまず逃げよう。





< 185 / 235 >

この作品をシェア

pagetop